人と被らない振袖選びvs気に入った色柄を選ぶ振袖選び
一生に一度の二十歳の成人式。振袖を決める時、自分が1番気に入った振袖を着たいですよね。さらにその振袖が他の人やお友達と被らない振袖の方がいいですよね!ご家族の意見や、予算や、写真にもずっと残るので振袖選ぶ時に色々考えると思いますが、
気に入っていないものを着る事はないと思いますので、人と被らずに気に入った振袖を選ぶのに少しでも参考になればと思います。
ざっくり人と被ると言っても被りの種類が色々あります。このブログである程度整理しますので何を優先するかを自分で決めて、優先順位をつけて下さい。被りの定義みたいなものはありません。人それぞれ思う事があると思うので、被りポイントを知った上で振袖を選ぶと知らないのとはまた違った視点からも振袖を選べると思います。
振袖が他の人と被るポイント
①お着物の色
振袖選びにいらした親娘さんの話の中で、『○ちゃんは何色で、○ちゃんは何色だったから私は〜』という話をされている事があります。
振袖の場合友達同士で色担当のようになってしまう場合があります。
色だけでも被りになってしまうの?と思う方は別に色が同じでも別にokな方だと思います。逆に絶対に色が友達と被りたくない人の
色が被りたくない方の対処法としては
■早くに決める
自分が同じようなものにしたように思われたくない人は…お友達より先に決めておくと、遠慮などをせず、似合うもの、気に入ったものを選べます。でも後から決めた友達と色被りする可能性はゼロではありません。
■人気色をはずす
全体の中で被りたくない人には…
人気色をはずす選択もあります。
振袖の人気色は赤、白、紺、ピンク、緑、黒。
ダントツ人気は赤で3割が赤を着ているような統計が出ています。その分赤の色も朱色から真っ赤、明るめの赤、落ち着いたえんじ、ワインレッドやローズレットなど色にもバリエーションが広く出ているので、逆に柄は被りづらいかもしれません。そして枚数も多いのでお気に入りが見つかる確率は高くなります。
被りづらい色として、薄めのパステル色があげられます。ただこちらは上品な色合いでインパクトを考えると柄に個性が出せるものが良いでしょう。他に、ピンク、オレンジ、黄緑、水色などの原色のような強めのお色もあまり被らないかもしれません。ただ人気色をはずすという事は選べる点数が減ってきますので、色柄満足するものに出会えるかがポイントです。多くの人が着る色という事は多くの日本人に似合うお色とも言い換える事ができるので、人と違う色味にチャレンジするときは好きな色も大切ですが、似合うかどうか、お顔うつりなど試着の際のチェックは必ずして下さいね。ご購入を検討されている場合は基本は定番をお勧めしていますが、もしはまり色やすごく気に入ったものがあれば購入してしまうと自分だけのものにできるので貴重色の振袖は特別な宝物になると思います。
②お着物の柄
■古典柄は定番柄
古典柄の方が同じような柄付けのものが多くなります。安定の定番柄です、似合う似合わないでいくと似合わない人が少ないので、被りたくない方にはオススメしませんが、購入して何度も着ようかなという方には数年先も見越して古典柄をおすすめします。モダン柄は柄や構図が特徴的なので被りづらい柄になります。被ってしまうと逆に丸かぶりがありえますので注意です。和風でポップなレトロ柄はカタログに乗ってるものは大人気ですので、被りやすいタイプとなります。レトロ柄はけっこうあちこちで同じ柄の色違いなどが掲載していたりしますので全体数としては少なく新しい柄なのだと思います。また最近流行りの同じ独立した柄が連続して全体にあるような柄(小紋柄)も選ぶ方が少ないかと思います。こちらを選ぶ場合も注意が必要です。まず振袖の柄は一枚の絵のように柄付けするのが基本となっていますので全体柄は少し格が下がります。一つ一つが小さめの柄より大きめの全体柄だと振袖としても華やかです。ただ小紋柄の場合は縫い目で柄が合わないのが仕様になります。柄が合うものも今は多く出ていますので、そちらをお選びになるのがよろしいと思います。
■無地の振袖
大きめ地紋の生地の無地の振袖もちらほら見かけるようになりました。現状選ぶ人は多くはありませんが、地紋が入っていて、その模様が違っても色が同じだと同じものに見えやすいので色でかぶる可能性はありです。赤、青、べージュなどが人気色です。
■芸能人モデルの振袖
また芸能人の振袖はモデルやアイドルが着た写真がでている着用柄は一年に数柄程度を全国やネットなどて販売がなされます。まず好きな芸能人柄という事で被りは意識してないと思いますがこちらは流通枚数が多いことから被る可能性としては大とお伝えしておきます。
③お着物の雰囲気、スタイル
■古典的で上品、高級感があるタイプは王道
古典的で上品、高級感のあるタイプが王道振袖スタイルです。購入28万〜38万位、レンタル20万円台のセットは売れ筋で、今人気はレトロ系のレトロポップやレトロでマット系などは数年前から、アース系の色味のものなどは最新の流行で人気のスタイルになりますのでこのスタイルでは雰囲気被りはあると思います。
夢かわ系、あげは系、極妻っぽいこてこてゴージャス系は好き嫌いがでますし、地域性で多いところもありますが、少なめではあると思います。この事からモダンな感じの個性強めなスタイルは被りづらいです。ただ被った時がばっちり同じ柄!となってしまうタイプではあります。
■絞りなど高級なものは希少。金額によっても被り度合いが違う。
絞りなどが入った表地50万以上の高級柄は希少です。手間がかかり大量生産ができないからです。桶絞りなどはあまり流通していないかと思います。また昔から人気のある辻ヶ花絞りは全体に対しては少なくなっていると思います。手作業の技術になるものは柄づけが同じでも本当に同じものはありません。辻ヶ花の柄付けに関しては似て来ますが、高額ものは柄の量も多く華やかですので、丸被りは少ないかと思います。
④色柄全て同じもの
■パンフ柄はたくさん作られています
振袖は作る時同じ柄で色違いを何色も見本で作られます。地色は3色位でお花の色や染め分けの色が違うパターンのものもあります。
また全体としては同じ柄で、前に来るメインの柄が御所車、貝桶、鞠、ボタンなどの柄違いで作られるパターンもあります。パンフ柄や量産が決まったものが色柄同じものが何枚か作られる形です。ですので、パンフ柄や量産が決まったものが同じ色柄で出回るわけですが、うちの場合はパンフ柄に関して滋賀県大津市高島市草津市の地域で販売レンタルしているのは当店だけで、当日会場で被らないように、地域一柄にしています。全国チェーン店では一店舗3枚割り当てているお店、スタジオの格安一律レンタルパックなどでは同じ柄を大量生産などのものもありますので色柄がバッチリ同じが起こる可能性が多数です。
絶対被りが起こらないのが一からオーダーする事でしょうが、なかなかデザインからオーダーして一枚だけ作るとなるとかなりな高額が予想されます。一般のお店や全国チェーン店などてはほぼ無理でしょうし、よほどのルートがないとフルオーダーはできないかと思います。
振袖選びで何に重点を置くか、何をもって被りとするかを考えてみてください。こだわりもそれぞれでこだわりが強いほど被りに関しても敏感かと思います。こだわり有の方もあまりこだわりないよと言うことも両方個性だと思います。世界で一枚は本当にオーダーするしかないです。同じ振袖でも帯やコーデ、着る人の身長や体型によっても雰囲気は随分変わります。最終は自分が好きな柄をお選びになって自分の好きな着こなしをする事で本当に自分の振袖になると思います。
また今はコロナ禍で新しい生活様式の中、個々の特性を尊重する傾向にありますので、一生に一度の成人の日、周りを気にすることなく気に入った振袖を選んでもらいたいと思います。
清水屋は地域一柄主義で同色同柄の全く同じものは同じ地域の方にはだしませんので、ご購入の方もレンタルの方も被りを気にする方も気にしない方も気兼ねなくお振袖をお選び頂けると思います。
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