プレミアム高級振袖～成人式・二十歳の集い～購入するなら絞り・金彩・手書きの上質な振袖

二十歳の記念日（成人式）で着る振袖は一生の思い出になります。そのお振袖を確かな品質の振袖を着て迎えたいお嬢様。着せてあげたい親御様。おばあちゃまやおじいちゃまは伝統的な本格派の振袖を買ってあげたいとお思ってられる方もいらっしゃると思います。皆さんそう思ってらっしゃると思いますが、本日は振袖の中でも加工や手が込んだこだわりのプレミアム振袖についてご説明したいと思います。

まずプレミアム振袖ってどんなもの？値段は？

まずこちらでご説明するプレミアム振袖は一般的に販売やレンタルされている振袖よりも刺繍や金彩、しぼりなどのしっかりした伝統的技法で加工がされている振袖を指しています。

購入では一般的な振袖は２８万円３８万円セット４８万円セットの価格帯です。プレミアム振袖はだいたい５８万円セット以上のお品の分になります。レンタルならば３５万以上くらいのお品の物になりますが、レンタルだとあまり高額品は見られないと思いますので、主に購入用の振袖ついてお話していこうと思います。

・ぼかし染め

1色だけの振袖よりも２色にぼかされていたり、何色にも何カ所にもぼかされているものは手間がかかり、高級であることが多いです。

・金駒刺繡

下絵に合わせた太い金糸を綴じ糸で留める方法。駒繡（こまぬい）とも呼ばれます。刺繍の分量でも豪華さは伝わりますが、前だけでなく肩や胸元や袖などについたりしている場合も手が込んでいる振袖です。

・金彩（銀彩）

金くくり、擦箔、砂子（振り金）技法、押し箔技法などたくさんの技法があり、金箔や金粉を樹脂や糊などで接着し、着物を鮮やかに彩り、華やかさを添える金彩。金彩の分量で手間の量がわかり、華やかさから多い程高額になるのも納得ができます。

・絞り染め

布を糸で巻き絞ることで、その部分が染まらず模様を作り出します。唐絞り、辻が花絞り、疋田絞り（鹿の子絞り）、桶絞り、特に高級なものとしては総絞りなどがあり。着物として仕立てた後も絞った立体感もでることから一目で手間をかけて作られた振袖だと分かります。絞り柄を書いてある染め疋田や、鹿の子絞りっぽい地紋の生地や、少し凹凸のある生地なども出ているほど絞りは着物と言えば定番の柄であり理想的で根強い人気の柄でもあるのです。

・手書き友禅

その通り手書きの振袖のことですが、現在振袖はインクジェット（プリント）、型染（板場）、そして手書きの３種類となっています。手書きは１枚１枚職人が描いていくので時間がかかり特に高額となっています。京友禅の他にも、加賀友禅の手書きの振袖もあり、どちらも世界で１枚の憧れの振袖となっています。メーカーで言いますと新潟の十日町の振袖のメーカーが有名です。吉澤織物、青柳、関芳、滝泰、翠山工房、他にもきぬたや、千總、久保耕などの有名メーカーもあります。また桂由美、和田光正など作家物の振袖も個性的で華やかなものになっています。

・生地
地紋のある生地にも色々あります。綸子ともいいますが、大きくはっきりとした地紋の入っている生地や全く地紋のないちりめんの生地（手書きとかでよく使われます）も高級感があります。また金通しや銀通しの生地もありますが高額品にはあまり使われません。また白い地色の振袖の生地はごまかしがききませんので比較的良い物が多く、白い振袖は高級品が多いかと思います。もちろん赤の振袖は伝統的で多く生産されているので、高級品には赤色の地色も多いと思います。染料もたくさんつかいますので、濃い地色は高級色だったのです。

・本振袖
振袖の中でも、袖の内側にも表地と共布が用意されていて、袖の中身が見える部分が綺麗に見えるようになっていたり、足元の八掛の部分も共布になっていて、そこにお花などの絵が描かれていたりするのは本当にこだわりのプレミアム振袖になっています。仮絵羽（未仕立てで羽織れるように状態）でも見ればわかる特徴です。

振袖の金額の高さは主に加工の量の多さや複雑さ、加工にかかる時間などを足していった金額になります。加工は１つだけでなく、ぼかし染めされた上に金駒刺繡と金彩がされるなどの振袖により色々な加工がされています。
今回はプレミアム振袖の加工や生地についてお話をしました。プレミアム振袖を選ぶ時の参考になればと思います。またプレミアム振袖については合わせる小物やどこで購入できるかなどについてもご紹介していこうと思います。

清水屋呉服店は創業150年、老舗呉服店としてきもの文化と伝統を守ります。
本格振袖販売・レンタル振袖・ママ振アレンジ・成人式写真プラン。
お宮参り・七五三・十三参・入学卒業・お誕生日・各種記念日撮影します。
きものクリーニング・着方教室・きもの何でも相談承ります。
清水屋は大津市・草津市・高島市の皆様からのご愛顧賜りおかげさまで創業150年
〒520-0033 滋賀県大津市大門通3-24 清水屋呉服店