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「長等小学校狂言発表会」着物・袴着付お手伝いご報告と伝統芸能会館、舞台と足袋の話

長等小学校だより2022年度6月23日(木)24日(金)に伝統芸能会館で長等小学校6年生の狂言の発表会がありました。

毎年着付をお手伝いさせていただいているので、昨年も行ってまいりました。以前は保護者の方のお手伝いもあって、事前に着付を教えたり、当日も協力してと保護者の方との交流がありましたが、今はコロナの関係もあって、うちからのお手伝いのみで着付が進んでいます。ご興味ある保護者さんや数年前お手伝いしてくださった方にはそういった機会がなくなってしまっているので、舞台裏はどうしているものかと思っていられると思います。クラスごとに発表していくので、順番に並んでもらって着付けていくのですが、浴衣でもなんでも各人が持ってきた着物を着用します。中にはこの狂言発表会の為にお子様のお着物作られる方もいます。2022年度もご依頼いただきお作りさせていただきました。生地購入もお仕立てもできます。袴は学校にあるものを使用します。なかなか1クラス入るには狭い控室ですので順番に着付となるのですが、出番順に着ていかないと舞台は進んでいますので、どんどん着付をしていくことになります。中には普通に並んでいたのにもう出番になる!という子がいて、ばたばたでお着付することも。袴を着たら子供たちが作った札のようなものをつけて舞台に上がります。舞台で使用する袴も数年前うちからも寄付したり、2022年度も3枚袴を追加寄付しましたので、毎年見た目もかっこよくなっていっています。また発表から帰ってくると脱いで、次に舞台に出る人に袴を回して着付していく形になります。脱ぐのをお手伝いしたり、回収する係としてもお手伝いさせてもらいました。最後は終わったら、全部きれいにたたんで来年また着られるように、しまうところまでが発表会です。結構袴をしまう時の畳み方は紐の部分の処理もあるので、素人では難しく、毎年やっていますがいつも思い出しながらの作業になります。

前回は長等小学校だよりという校内生徒や保護者向けのプリントや生徒さんからの「着付をして下さった方へ」というタイトルのお手紙を頂きました。許可を得ましたので、一部掲載させていただきます。

・ささっと着付をしてる姿がかっこよかったです。

・おかげでおなかが痛くならずに、緊張もせずに狂言発表ができてよかったです。

・どうやって着付するのかわかりませんが、一回自分で着付してみたいです。

・きものを着ると気持ちがひきしまり、「やってやるぞ!」という気持ちになりました。

・6年生全員で力を合わせて完成させた狂言はボランティアの皆様の力がなければ完成しないものでした。

・着付が終わった後、はげましの言葉をかけてくださったときは「がんばろう!」という気持ちになれ、うれしかったです。

・一人一人着物にあった袴を選んでくださり、とてもきれいでした。

・きつけは簡単にできると思っていたけれど、見ていると色々工夫もあったのですごいと思いました。

・着付のおかげで、お母さんたちが「きれいやん」「かわいいな。にあってる」と言ってくれました!本当にうれしかったです!!

一部しかご紹介できませんでしたが、このようなお手紙を頂き、スタッフ一同励みになりました。

また発表会前には足袋のお問合せもあります。舞台に上がるには合繊の足袋はすべりますので、綿の足袋がよいです。お稽古などの先生によっては綿でないとダメと決められている所も多いです。狂言発表会に出られる方は綿の足袋のご用意をされることをおすすめします。また綿の足袋が滑りにくい特性を生かして、お祭りなどで長距離歩くなどの時も足が疲れたり痛んだりしにくいのでおすすすめです。合繊より綿の足袋はちょっとお値段は張りますが、綿が良いとされているにはこのような理由があるのです。

2023年度の狂言発表会は6月22日(木)23日(金)の予定でお手伝いさせていただくことになっております。今年も元気な長等小の6年生に出会えるのを楽しみにしています。

 

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