岸田文雄総理表敬訪問のご報告。きもの大使平原綾香さんと。20歳での成人式の開催の話も
画像引用元:首相官邸ホームページ
令和4年9月5日、着物連盟の活動として、総理表敬訪問、ならびに超党派国会議員に要望書を提出するために、総理官邸及び衆議院会館、参議院会館を当社社長が訪問しました。現行「20才(はたち)での成人の祝い」が全国市町村において全国統一で挙行される様、推進していただくことを目的に要望書提出と面談を行いました。
また当日はきもの大使平原綾香さんと一緒に訪問しました。
各議員の先生方からは「20才(はたち)での成人の祝い」挙行に賛同頂きました。また岸田総理からは「年齢が大切で成人式を20才で実施している自治体が多いと聞いている」「着物は日本の文化を象徴する民族衣装であり、世界にアピールする上でとても重要な存在、着物を着る機会を増やす努力が大事」との事で、今年5月バイデン大統領が来日した際、裕子夫人がきものを着てお茶でおもてなししたことも併せてお話されました。
最後に、3月3日きもので祝う女性の日に関して、きもの連盟に寄稿した当社社長の文章をご紹介します。
きもので祝う女性の日 ―人生、意気に感ず―
「3月3日、着物で祝う女性の日」が日本記念日協会より記念日登録されたのが、昨年の8月26日。私も京都に近いという理由で門谷実行委員長のもと実行委員の一人に任命されました。「私に出来ることがあればお手伝いしてみよう」という軽い気持ちで引き受けることになりました。
初めての実行委員会の様子をお話しします。先ず、会長から平原綾香さんなら呼ぶことが出来ますよ。委員からは、本当に呼べるなら、このイベントは必ず盛り上がるだろう、でも、本当に呼べるのかなと、若干、懐疑的な空気も感じられましたが、会長にお任せのかたちになりました。
次に、私は、きもの姿の女性を思い浮かべ、記念イベントに相応しい、また、女性に喜んで頂けるものは、呈茶しかないと思い、提案致しました。
これは以前、中国、三都市で裏千家の海外青年奉仕隊として、私が企画したお茶会が大好評でしたのを思い出したものでした。
この様に実行委員会の経緯を見てみると、おおよそ、初めての実行委員会で主な内容が出そろったことになります。
次に、問題となったのは、8月に記念日登録され、イベントが翌年の3月3日ということは、半年余りの時間しかない。実施できるだろうか?無理をしない方が良いのではないか、との思いが大勢を占めているように感じました。しかし、3月3日の初めての記念日を形だけのイベントにはしたくない。時間がなくとも、初めては注目に値するイベントにしなくてはならない、という強い気持ちと、また、着物の制作に携わる職人さんがコロナ禍にあって着物を着る機会も失われ、高齢でもあるので、この機会に辞めてしまった、という話を何度となく聞いていましたので、職人さんを守るため、日本の文化を守るために「少ないかもしれませんが、時間はあるので実行しましょう。」この意見は私だけでした。そうこうするうちに実施の方への流れになって行きました。
実行委員会も数回重ねてゆくと、イベントに必要な経費はどれくらいか、また、どのように作って行くか、が焦点になって来ました。
経産省の補助金を受けようという提案があり、様々な制約があるとも知らず、実施するための安堵感はありました。
国の補助金は、随分以前になりますが、私もベルリンでオペラを上演して以来ですが、受けたことがあり、そんな事もあり、採択までの流れはおおよそ分かっていました。きもの連盟でしたら、和装振興議員連盟へ挨拶、そして自己資金を確保する、の条件を満たすこと、あとは運を天に任せ採択通知を待つこと。
補助金については会長が知己を通じて予算をつくって頂き、予算書が出たところで、11年前に中学校の和装教育を必修にして頂いた、当時、文部科学大臣をしておられた川端達夫先生に、前もって協力依頼をお願いしておりましたおかげで、和装振興議連の野田聖子先生、前原誠司先生、丸川珠代先生に野田先生の大臣室に於いてお会いできました。そこで「きもので祝う女性の日」の記念日登録及び、記念イベント開催決定の報告をし、今後もご協力頂くとのお言葉を頂戴いたしました。
続く課題は自己資金造りという問題です。結果的には必要な自己資金には至りませんでしたが、参加店舗の経営者の方々、さらに、協賛金の依頼に快くご賛同いただいた商社の代表者の方々に厚く御礼申し上げます。
この様な経緯を経て、3月3日「きもので祝う女性の日」は残念ながらコロナによる蔓防延長により延期、5月7日に開催できました。これはきもの連盟にとっては快挙であると思います。
私は「きもので祝う女性の日」に対し初唐、魏徴の「人生感意気」心意気でもって仕事をさせて頂きました。お陰で体調も良くなり感謝致しております。
終わりに、この成功のために一丸となって努力し、協力して頂いた皆様に 感謝。
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