成人式振袖小物コーディネートで自分らしく。個性的な刺繍半衿・ショール編。首回りを華やかに

振袖のコーディネートで自分らしさや個性を出すコーディネートとして好きな色や推しカラーをとりいれた重衿・帯揚・帯締の重要な３点の小物をご紹介しましたが、他の小物で個性を出すならどうすると効果的でしょうか。今回は半衿、ショールの２点をご紹介します。

☆半衿
まず顔周りを華やかにするのは半衿です。見える部分は少ないものの、一番顔に近い部位になりますので、ネックレスとかの感覚に近い感じで選んでもらえればと思います。基本は白地の刺繍なしの半襟ですが、振り袖の場合はカタログでもほぼほぼつけている状態で載っています。刺繍半衿もカラー別に三段階あります。まず、一番付けやすく、すっきりまとまるのは白地に金刺繍の半襟です。華やかさを出しながら色は白地なので上品に襟元をしてくれます。次に白地に赤やピンクに金が入った刺繍半衿です。色が入ってくるので、暖色系とかそこそこトーンを振袖と揃える必要があります。でも白地なので肌馴染みしやすくキチンと感もだせます。一番難しめなのは地色に色がついているタイプです。地色が赤や黒だと地色だけでもインパクトがあるので、オシャレ系や目指す方向性がある場合はこの半衿でぐっと個性的には仕上げる事ができます。その際に重ね襟は金とか一色とかシンプルにコーディネートする事がうまくまとめるコツです。
また全体柄の和柄のプリントがされているものもあります。単体で見るととても可愛く付けたくなるのですが、どちらかと言えば普段着用の着物や洒落物と合わせるとあうタイプなので、アンティーク系や、小紋タイプの振袖などと合わせるには良いでしょう。また金が刺繍に入っている半衿が多いですが、くすみ系にはベージュや茶色などの優しい色味の地色や刺繍の色の半衿も出ていますので、実際合わせて試してくださいね。

☆ショール
付けているときは顔周りに来るので結構目立つ存在のショール。コートなどと同じ役割の為、室内に入ったら外して手に持つのが礼儀です。エントランス部分ではいいとしても式場に入る際には必ず外しましょう。
成人式と言えば水鳥の白いショールをみんながしているイメージですし、実際多いと思います。次に多いのはフォックスやラビットなどの毛皮に該当するもので、高級感もあり、手触りも良く、白以外を選べば洋装にも使えるので人気が高いです。人との違いを出すにはカラーが違うのが一番わかりやすいです。黒やベージュのフェイクファーや羽のもありますし、豹柄、レース付きなどのショールもあります。最近出てきているのはマントやケープタイプの別珍などの暖かい生地でできたものです。色も赤、黒、白などがあり、刺繍がしてあったり、少しファーがついたり、裏地までオシャレだったりと個性的です。大正ロマン風に着ると言ったところでしょうか。マントやケープタイプはフォーマル感よりはお洒落よりになりますので、普段着の着物などでも使用できそうなものもあります。ショールでも個性を出す事ができます。

首回りで結構目立つ位置にある半衿とショール、個性を出せるポイントになりますのでご参考
になればと思います。

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