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成年年齢が20歳から18歳になって成人式はどう変わる?変わらない?


民法が一部改正されたことにより、成人年齢が18歳へと引き下げられることになりました。これは世界基準で見ると18歳で成人としている国が大半で、これに日本も合わせようということと、先だって18歳から選挙権が与えられることになったことが大きな理由でしょう。

それでは、これまで20歳で行われてきた成人式はどうなるのでしょうか。
法改正直後の2023年(令和5年)の成人式では、18~20歳までが一斉に成人式を迎えるのでしょうか。

ほとんどの自治体は20歳の方を対象に式典を実施

結論からいうと成人式の開催時期は各自治体の判断に任されており、ほとんどの自治体は20歳の方を対象に行うようですが、18歳や19歳で行うところもあります。これまで一部の例外を除いて、大多数の自治体が1月の成人の日に成人式を行ってきましたが、高校進学率98%の今、18歳の1月といえば就活や受験のシーズンど真ん中。将来に大きく影響する大事な時期に開催するより、従来通り20歳での開催を望む声も大きかったことでしょう。

今後「成人式」という名称は廃止され自治体ごとに名称が変わります

成人年齢が20歳から18歳になったことから、「成人式」という名称はなくなり、自治体の判断で「20歳のつどい」や「二十歳を祝う集い」などの名称に変わるようです。また公募で新名称を決める自治体も多く、式典名称がまだ決まっていない自治体もあります。

大津市の成人式の場合

毎日新聞の記事によると、滋賀県大津市の式典への参加対象は今のまま20歳とし、式典の名称は2022(令和4年)年1月の式典から「20歳(はたち)のつどい」となると決定されました。

大津市は2022年1月開催予定の成人式の名称を「20歳(はたち)のつどい」に変更すると発表した。民法改正に伴い、成人年齢が同年4月から18歳に引き下げられるが、その後も式典対象を従来通り20歳とすることを先取りする。滋賀県内の全19市町が、成人年齢が18歳になっても、式典対象は現行の20歳とすることを決定。
出典:大津市、成人式の新名称「20歳のつどい」 民法改正に伴い変更 | 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20210703/k00/00m/040/072000c

 

2022年(令和4年)大津市の「20歳のつどい」について

現時点での大津市の「20歳のつどい」は、2022年(令和4年)1月10日に開催される予定です。新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、会場はびわ湖ホールと大津市民会館に分散して開催されます。
令和4年(2022年)大津市20歳(はたち)のつどいについて
内容が変更される場合がありますので、当サイトでも情報発信していきたいと思います。

成人式を18歳や19歳で行う自治体も

例えば三重県伊賀市は、法改正に合わせ2022年度(令和4年度)から成人式の対象年齢を18歳とし、5月4日に式典を行うと発表しました。また大分県国東は、成人式の対象年齢を19歳とし、式典は8月15日に行うと発表しています。対象年齢は20歳のままでも、開催月を1月の成人の日以外にする自治体もあるため、注意が必要です。

成人式の準備はいつから始めるべき?

ほとんどの自治体が従来通り20歳を式典の参加対象としていますが、三重県伊賀市などのように18歳のゴールデンウィークに開催すると決定した自治体もあります。まずは住民登録しておられる自治体が、成人式の参加対象年齢を何歳にしているか、開催日時や会場を確認しておきましょう。

最も早く準備する人は式の3年前から

成人式の準備は早ければ早いほど良いといわれ、着物店によっては15歳になった頃に振り袖の案内をするお店もありますが、さすがに早すぎるでしょう。成人式が20歳と仮定すると、振袖選びを始める人が最も多いのが、18歳の就活や受験シーズンの前です。この頃になると人気の振袖や前撮りの予約もどんどん埋まってきます。たくさんの振袖の中からじっくり選びたい方や、当日のヘアメイクや着付けの開始時間を遅めにしたい場合は、3年前であれば選択肢は多いでしょう。

まとめ

法改正によって18歳で成人とされたり、選挙権が与えられたりする一方で、飲酒・煙草・ギャンブルは20歳以上のままと、混乱している方も多いでしょう。特に成人式に関しては、自治体によって対象年齢や開催時期が違っており、住民の声によっては今後変更される可能性もあるでしょう。今後も注目して当サイトでお知らせしたいと思います。